【栃木県大田原市】消防訓練(総合)実施立会
訪問場所:栃木県大田原市 認定こども園 くろばね保育園
内容:消防訓練実施
詳細:消防訓練(総合)実施立会
消防訓練とは
消防法の規定では、一定以上の収容人員を超える建物は防火管理者を定め、消防計画を作成し、防火管理上必要な業務の実施を定めています。
その中でも、消防訓練の実施は最も重要な事項です。
特に、劇場、百貨店等不特定多数の人が出入りする建物には年2回以上の消火・避難訓練の実施が義務づけられています。火災による被害を最小限にするには、消防隊が到着するまでの時間で、いかに自衛消防隊活動を迅速・的確に実践するかにかかっています。効果的な訓練を実施することが建物の安全に大きく関わってくるのです。
◆消防訓練種別と実施回数
”消防訓練”と一言にいっても中身は以下の3つに分けることができます。
◆消火訓練
①火災の発生を覚知した消火班は、出荷箇所に消火器を集結し初期消火活動を行います。
②消火器の操作はまず安全ピンを抜き・ホースを火元に向け・レバーを強く握り、火元に向かって
消火薬剤を放射します。手前から火元に向けて、ほうきで掃くように操作します。
今回は弊社の水消火器を使用して実践的な消火器訓練を実施しました!
◆避難訓練
避難誘導の要領は、建物の用途・規模・構造等により変わってくるため、一律にこうしなければならないとは言えない面もあります。避難誘導の際、特に重要になってくる点を下記となります。
①避難の際は出火箇所を避け、煙等の被害を被る恐れがない経路を選択する。
②エレベーターは火災による停電で停止する可能性があるため使用しない。
③大きな声でどこからどこへ避難するかを指示します。
④ハンカチ等を鼻と口にあて、煙を吸い込まないよう姿勢を低くして避難する。
◆通報訓練
現場確認者から火災発生のお知らせを受けた場合は、直ちに消防機関への通報を行います。
119番通報の例
通報者:119番発信する
消防機関:「はい、119番消防です。火事ですか?救急ですか?」
通報者:「火事です」
消防機関:「場所はどこですか?」
通報者:「〇〇市〇〇町〇〇丁目〇番〇号 〇〇〇です。」
消防機関:「その建物は何階建てですか?燃えてるところは何階ですか?」
通報者:「〇階建ての〇階が燃えています。」
消防機関:「逃げ遅れた人はいませんか?」
通報者:「〇名が逃げ遅れています。」
消防機関:「何が燃えているかわかりますか?」
通報者:「〇が燃えています。」
消防機関:「近くに目標となる建物はありますか?」
通報者:「〇〇です。電話は〇〇〇〇-〇〇〇〇です。」
消防機関:「わかりました。すぐ行きます。」
“この内容を話して約80秒ほどですが
火災時はパニックとなり、落ち着いて説明できず、
時間がかかると思われます。
誰もが対応できるよう電話の近くに
通報例を張っておくのも効果的でしょう。
◆訓練実施結果の検証
避難人員の確認をし、消防隊への情報提供が終わったら訓練終了です。
その後は訓練実施結果の検証に入ります。
・避難にかかった時間はどのくらいか?前回と比べてどうだったか?
・通報は適切に行われていたか?
・消火器や屋内消火栓等の操作に問題はなかったか?
・避難経路は安全・適切であったか?
・避難誘導時や搬送時の危険性はなかったか?
・指示は的確に伝わっていたか?
・通報・消火・避難誘導の連携がスムーズであったか?
※検証は次の消防訓練の実施に向け重要な事項です、より効果的な訓練を実施しましょう。
◆今回の訓練について
火災発生時の全体的な流れの確認、設置されている消防用設備の操作方法等を関係者の皆様と共有する事が出来ました。
今後は屋内消火栓を使用した放水訓練もご提案していきたいと思います。
また、子供たちにも楽しんでもらえる要素を訓練に取り入れていきたいと感じました。
◆花塚防災の消防訓練
火災による被害を最小限にするには、消防訓練は欠かせません、訓練実施が建物の安全に大きく関わってくるのです。 花塚防災では消防訓練実施計画作成の段階からサポートし、より効果的な訓練を関係者様と実施できるよう支援しています。
消防訓練のご依頼は花塚防災まで。