民泊・簡易宿泊所はオープンして終わりじゃない!?消防用設備の点検が必要です!!

内容:消防用設備点検(総合点検)
詳細:誘導灯、特定小規模施設用自動火災報知設備の点検

サムネイル

◆今回の内容

消火器を点検しているイラスト

簡易宿泊所や民泊はオープンして終わりではなく、実はその後の消防設備点検が必要なんです!
今回は、弊社が以前に別荘⇒簡易宿泊所への変更を行った建物の消防用設備点検に行ってきましたのでご紹介致します。

◆まずは点検の日程調整

簡易宿泊所や民泊を含む防火対象物は6か月に一度の消防用設備点検が必要となります。
今回のお客様は、1月と7月に点検を行う取り決めをしました。
 
弊社の場合、点検月の約1か月前にお客様に御連絡差し上げ、点検の日程を調整します。
宿泊業の場合には、チェックアウト~チェックインの間に点検をしなければならないことが多い為、10:00~14:30の間に点検を行うことが多いです。

◆誘導灯の点検

誘導灯の点検項目は、大きく分けて「外箱・表示面」、「非常電源(内蔵型)」、「光源」、「点検スイッチ」、「ヒューズ類」、「結線接続」、「信号装置等」の7項目となっています。今回の点検では、特に異常は見られませんでした。写真は、点検項目の1つである非常電源への切り替えと、誘導灯に絡みつく蜘蛛の巣や埃を拭くなど、丁寧な点検を心掛けております。

◆配線の点検

誘導灯

非常電源への切り替え写真

点検風景写真

◆特定小規模施設用自動火災報知設備の自主点検は可能です!

特定小規模施設用自動火災報知設備の無線型連動方式で自動試験機能を有するものであれば、自ら点検を行うことができます。

火災報知器

◆特小自火報の自主点検のポイント

特小自火報の自主点検を行う際、確認すべきポイントは全部で6つあります。
これらをしっかり点検しないと、正常に作動しない恐れがありますので、注意深く点検しましょう。

1. 機器の状態

まず、特小自火報を目で見て、変形や損傷、脱落、腐食がないか確認します。特にひび割れや金属部分の腐食、感知器の脱落などをチェックしましょう。
また、リフォーム工事の際に感知器が塗装されていることがあるので注意が必要です。

2. 警戒箇所

建物内のどこで火災が発生しても検知できるように、未警戒の部分がないか確認します。
間仕切りの増設などで、以前は問題なかった場所に未警戒部分ができていないかチェックしましょう。

3. 設置場所

感知器は設置場所に適したタイプのものを選ぶ必要があります。
例えば、厨房に煙感知器を設置すると、調理中の煙を感知して誤作動することがあります。
適切なタイプの感知器を設置することが大切です。

4. 障害物の有無

感知器の近くに機能を妨げるものがないか確認します。
例えば、エアコンの吹き出し口から1.5m未満の位置に感知器があると、エアコンの風を感知して誤作動することがあります。また、無線通信を妨げるものが近くにないかもチェックしましょう。

5. 正常動作の確認

見た目に問題がなくても、感知器が故障している場合があります。テストボタンを押して「正常」のアナウンスが流れるか確認しましょう。異常のアナウンスが流れたり、アナウンス自体が流れなかったりする場合は、専門業者に点検を依頼しましょう。

6. 連動確認

連動型の感知器が設置されている場合、すべての感知器が連動していることを確認しましょう。
連動していないと、火災発生時に適切に感知できないことがあります。機能テストを行い、連動を確認しましょう。

まとめ

今回の消防用設備点検では、誘導灯、および特定小規模施設用自動火災報知設備の3つの設備を点検しました。消防用設備点検を定期的に行うことで、消防用設備の維持管理を行うことができるため、点検は極めて重要です。維持管理を行うことで、有事の際に100%設備の能力を発揮できるようにしていきましょう!

花塚防災では、点検はもちろんその他新設・改修工事などの業務も承っております。どうぞお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

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