【栃木県那須塩原市】屋内消火栓設備の総合点検

訪問場所:栃木県那須塩原市 

内容:住宅→屋内消火栓設備の総合点検

詳細:屋内消火栓設備放水試験

消火栓点検アイキャッチ

今回は屋内消火栓設備、総合点検時の放水試験を行いました。

総合点検は、消防用設備を実際に作動させ、総合的に能力を点検します。
点検の頻度は、機器点検が6ヶ月に1回、総合点検は1年に1回です。 また、報告の頻度は防火対象物の種類によって異なります。
百貨店・旅館・病院・地下街といった「特定防火対象物」は1年に1回、それ以外は3年に1回です。

大きな項目に分けると起動性能等、放水圧力、放水量、減圧のための措置の4つがあります。

加圧送水装置、表示・警報等、電動機の運転電流、運転状況を
非常電源に切り替えた状態で、直接操作部の起動装置又は遠隔起動装置の操作により機能を確認する。※病院等で非常電源に切り替えて点検することが短時間であっても困難な場合は、常用電源で点検することができるものとする。

消火ベル

※発信機を押してポンプ起動試験

消火栓

※消火栓開閉弁の操作

ノズル先端における放水圧力が1号消火栓にあっては0.17MPa以上0.7MPa以下、2号消火栓にあっては0.25MPa以上0.7MPa以下
ホース等からの著しい漏水がないこと。

消火栓装置

※ホースを伸ばして放水試験準備

放水圧力試験

※放水圧力測定

放水量は1号消火栓に あっては130/min以上、 2号消火栓にあっては60/min以上であること。
加圧送水装置が確実に作動すること。表示、警報等が適正に行われること。電動機の運転電流値が許容範囲内であること。運転中に不規則若しくは不連続な雑音、異常な振動又は発熱等がないこと。

ポンプ制御室

※最後はポンプ室の制御盤でポンプ停止

放水試験の結果
確実に作動すること、ホースからの漏水がない事、表示、警報等が適正に行われること、電動機の運転電流値が許容範囲内であること、運転中に不規則若しくは不連続な雑音、異常な振動又は発熱等がないこと、放水圧力0.32MPa、放水量199L/minと正常値の範囲内だった為、試験結果は異常なしの良となりました。

今回屋内消火栓設備の総合点検の試験結果は良となりました。しかし総合点検で異常が無い場合でも屋内消火栓設備内のホースは一般的に耐用年数が10年経過すると取替若しくはホース耐圧試験(3年間使用期限を延ばすことができます)を行わないと点検結果が不良となってしまいます。
その他消火栓ポンプはもちろん構成部品にも交換推奨期間があります。
屋内消火栓設備は有事の際、初期消火を目的とした設備です、とても重要性の高い設備です。
そのため計画的な消防用設備の更新を行っていく必要があります。

花塚防災では屋内消火栓設備のホース取替、ホース耐圧試験、ポンプ更新、構成部品取替なども承っておりますので、お気兼ねなくお問い合わせいただければ幸甚です。


なお花塚防災の活動エリアは那須町・那須塩原市・大田原市を中心としておりますが、矢板市・塩谷町・さくら市・高根沢町・那珂川町・那須烏山市も活動エリアとなっておりますので、消防用設備でお困りでしたら花塚防災まで。

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