【栃木県鹿沼市】パッケージ型消火設備4台新設工事 消防機関届出申請(着工・設置届出書)
訪問場所:栃木県鹿沼市
内容:パッケージ型消火設備の設置工事
詳細:パッケージ型消火設備4台新設工事 消防機関届出申請(着工・設置届出書)
パッケージ型消火設備とは
パッケージ型消火設備は屋内消火栓設備の代替設備として用いることができる設備であり、ノズル、ホース、リール又はホース架、消火薬剤貯蔵容器、起動装置、加圧用ガス容器等を格納箱に収納(パーケージ)したものである。
設置できる要件が限定的ではありますが、屋内消火栓設備の代わりに設置することができれば大幅なコストカットができるという利点があります。
パッケージ型消火設備にはⅠ型とⅡ型がある
Ⅰ型とⅡ型の違いを簡単に言うとⅠ型のほうがスペックが高くて、Ⅱ型のほうがスペック低いです。その為、Ⅰ型とⅡ型によって設置できる建物の規模や用途設置基準が変わってきます。
パッケージ型消火設備を設置する為の要件とは
①設置できない建物の用途がある(下記用途は設置できません)
(13項・イ 自動車車庫・駐車場)
(13項・ ロ飛行機などの格納庫)
(14項 倉庫)
※指定可燃物(可燃性液体類に係るものを除く。)を指定数量750倍以上貯蔵、取り扱う部分
②構造と面積・階層に条件がある
【Ⅰ型】
耐火建築物で6階以下で3000㎡以下で設置可能
耐火建築物以外で4階以下で2000㎡以下で設置可能
※地階と無窓階、煙が充満する恐れのある場所には設置できません。
【Ⅱ型】
耐火建築物で4階以下で1500㎡以下で設置可能
耐火建築物以外で2階以下で1000㎡以下で設置可能
※地階と無窓階、煙が充満する恐れのある場所には設置できません。
パッケージ型消火設備の設置基準
①水平距離
【Ⅰ型】
防火対象物の階ごとに、その階の部分から1のパッケージ型消火設備までの
水平距離が20m以下となるように設置する。
【Ⅱ型】
防火対象物の階ごとに、その階の部分から1のパッケージ型消火設備までの
平距離が15m以下となるように設置する。
②防護面積
【Ⅰ型】850㎡以下
【Ⅱ型】500㎡以下
③設置場所等
・40℃以下で温度変化の少ない場所への設置
・直射日光や雨水のかかる恐れの少ない場所に設置する
・消火薬剤貯蔵容器の直近の見やすい箇所に赤色の表示灯とパッケージ型消火設備である旨の
表示をした標識を設けること
・パッケージ型消火設備は、必要な事項を見やすい場所に容易に消えないように表示すること。
今回の施工写真
維持管理について
屋内消火栓設備の代替設備としてパッケージ型消火設備は施工性・維持費・設置費用の削減に優れております比較的小規模な建物にはお勧めしたい設備です。
もともとは屋内消火栓設備が義務ではない建物だったのに、建物増築に伴い義務が発生してしますケースが結構あります。
そういった際には今回紹介したパッケージ型消火設備を検討してみてはいかがでしょうか。 花塚防災では那須町・那須塩原市・大田原市での施工実績が多いため所轄の消防機関への届出申請もスムーズに行います。
消防用設備でお困りの方は花塚防災まで。